このブログは〝行政発掘〟の魅力を漫画で発信しています!
行政発掘って何!?よく見る遺跡発掘とは何が違うの!?という人も多くいると思うので、できるだけ分かりやすい漫画を描いていけたらと思います。この漫画から見ていただいてももちろんOKですが、〝発掘くつくつ 〜プロローグ編〜〟の方もアップしているので興味があったら是非読んでみて下さいね⤵️

それでは本編に行ってみましょう!
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前回の漫画では〝水滴〟について描いたのですが
今回は江戸時代の〝紙〟についてお話していきましょう。

「文房四宝」と呼ばれる書道に不可欠な道具は、筆、紙、硯、墨でした。
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〝墨〟は江戸の遺跡でもなかなか遺物としては出土しませんが、道具箱やえな皿からまれに出てきます。墨の生産地であった奈良県の工房などからも出てきますが、現存するものは貴重です。

〝紙〟となれば江戸時代のものは遺物として現存が特に難しいので、ほぼほぼ通常の遺跡では見られる事はありません。

日本において和紙との歴史は1400年と長く、日本人にとって身近なものでありました。
紙は紀元前2世紀頃の中国の役人、蔡倫によって発明されました。
4、5世紀に日本に伝来し、飛鳥時代には仏教の経典を写経する為に和紙の需要が高まります。

髪が庶民にも普及したのは江戸時代からで、浮世絵などからも見られるように紙の生産量は大幅に増加します。

また、和紙は単に文房具としてでなく、かわら版や、ちり紙、傘などにも使われ庶民の日用品にも利用されました。
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『座敷八景 行燈の夕照』/鈴木晴信
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『雪中相合傘』/鈴木晴信 

江戸時代では全国で紙が生産され、江戸時代は実は世界有数の製紙大国でした。
幕末期には、日本に来た外国人が日本人はまるで紙をハンカチのように使っていると感心していたようです。
欧米には紙をティッシュとして発展させる技術は乏しかったのでしょうか。今でも日本のティッシュは外国と比べ柔らかく質がいいですよね。

さて、ここで江戸時代の紙の生産方法や扱い方については現代でも見習うべきものがあります。

まずは紙に使われる原材料ですが江戸時代は〝コウゾ〟の枝を使って紙を作っていました。コウゾは毎年生えてくるので木が減る心配もなく環境に優しいのです。
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また、紙は貴重なものではあったので、リサイクルされました。
道端に落ちている紙は〝紙くず拾い〟に回収され再生されました。
また一度使われた紙を〝紙くず買い〟が回収し、汚れ具合によって選別されこちらも再生されます。

棒手振り 紙くず拾い

棒手振り 紙くず買い
古紙の回収から再生までは、回収業者、古紙問屋、漉(こ)き返し業者と分業化されていました。
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タイトル:職人尽図鑑 紙漉き 作者:菱川師宣 所蔵:大英博物館

洋紙は百年年ほどで劣化しますが、和紙は数百年経ってもあまり変質しなかった事を考えると当時の技術力の高さが伺えますね。 


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